リアルタイム混雑情報配信プラットフォームを活用したAIカメラ・IoTセンサーの導入・設置
株式会社バカン
選ばれる理由
ソリューション
企業情報
採用情報
インフォメーション
インフォメーション
「通信建設業界とバディネットを、もっとオープンに。」をテーマに
様々なコンテンツを発信
CASE STUDIES
バディネットのサービス導入事例として、セーフィー株式会社様を紹介いたします。当社はセーフィー様が提供しているクラウド録画サービス(※)を導入するためのAIカメラの設置業務を担当させていただいております。
映像がキレイ・設定がかんたん・使いやすい防犯カメラのクラウドサービス。カメラをインターネットにつなぐだけでかんたん。スマホ・パソコンから、いつでもどこでも確認できる。「見える」安心を手軽に運用できる。「現場巡回コストの削減、販促効果の見える化、スタッフの接遇改善」を実現します。
「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、国内外を問わず、カメラの映像をクラウド化し、自分のため、社会のために誰もが活用できる映像プラットフォームを提供されております。
セーフィー株式会社
カスタマーサービス本部 カスタマーコミュニケーション部
部長 川尻 光太郎 様 ※写真右奥
カスタマーサービス本部 カスタマーコミュニケーション部
フィールドコネクショングループ 熊木 優 様 ※写真右手前
株式会社バディネット
エンジニアリング事業部 アクセスエンジニアリング課 課長 和田 誉史 ※写真左奥
エンジニアリング事業部 アクセスエンジニアリング課 網守 祐亮 ※写真左手前
【和田】
2回目の取材インタビューにご協力いただきまして、ありがとうございます。バディネットは、2020年ごろからセーフィー様とのお取り引きが継続しておりまして、前回のインタビューではコロナ禍に貴重なお話をお聞かせいただきました。本日はコロナ禍明け以降を中心に、セーフィー様のお取り組みについて、お聞かせ願えますでしょうか。
【川尻様】
2020年ごろは、屋内施設へのカメラの設置件数としては小規模のお問い合わせが多かったのですが、コロナ渦明けの2022年からは全国に多店舗展開されているケースや大規模な倉庫など、1施設に100台以上のカメラ設置をご依頼いただくケースも増えてきました。
この背景としては、当社が「カメラを販売するだけではなく、お客様の課題をヒアリングして、解決策を提示する」ソリューションを拡充したことが大きな要因となっていると考えています。例えば、特定の時間とエリアのなかで、カメラの前にいた人の数がわかるアプリケーションをカメラとセットでご利用いただくことで、混雑検知や人員配置の最適化など、オペレーションやマーケティングに活用することが可能になり、お客様の課題の解決に寄与するというようなことです。
【和田】
たしかに、お取り引きがはじまった2020年ごろは、飲食店や事務所に1台~2台のカメラを設置する案件が多かった印象ですが、直近はビルや倉庫など設置件数の多い案件のご依頼が多くを占めていますね。先ほどお客様課題を解決するためのソリューションを提供することを重視されているとお話がございましたが、お取り組み内容について、詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか。
【川尻様】
私たちは今、2022年より販売を開始したAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)※」を活用したソリューションの提供に注力しております。バディネットさんのプロモーション活動のなかで、広告タレントのみちょぱさんと平成ノブシコブシの吉村さんに設置作業を体験していただいたことは、記憶に新しいところですね。
一例としまして、食品スーパーマーケット「ベルク」様の事例をご紹介いたします。これまでベルク様では、既存の設置カメラにおいて、売り場での陳列・売れ行きの確認やバックヤードでのオペレーション確認に映像を活用し、売り上げ拡大や業務改善に取り組んできました。一方、店舗スタッフ(店長、部門管理者)は、店舗ごとの業務対応から、映像を見る時間を割けないという課題が存在しました。
そこで、「Safie One」によるクラウド録画サービスの映像とAIを連携し分析を実施。検知データ(通過人数カウント、立ち入りカウント)とPOSデータを連携した店舗の統合的な数値の可視化により、店舗スタッフが店舗の状況を短時間で正確に把握することが可能になっています。導入初期の実証実験の例として、映像とAIカウントによる惣菜・お弁当コーナーにおける効率的な配置から、商品の売れ残りの抑止などを各店舗で実施いたしました。結果として、月の売り上げが10%以上アップした店舗がありました。
※Safie One(セーフィー ワン)
防犯も店舗運営も変えていくかしこくなるAIカメラ
【川尻様】
私は、主に施工部門を統括しているカスタマーコミュニケーション部を管掌しております。熊木は、現在施工部門が重要なテーマとして掲げているAIカメラの設置業務の品質向上をミッションとして現場のマネージメントを担っています。
【熊木様】
私は主に施工現場のサポート、全体施工管理を行っていますが、チームとしては現在カメラの設置マニュアルの新規作成や定期更新、社員による現場調査に特に注力しております。当社への大型案件のご発注が増えてきたことで、複数の施工業者さんにお任せするケースも増えてきました。当社のカメラの設置作業をフォーマット化し、関係者が増えても属人化せずに、一定水準以上のクオリティを維持できるよう品質を担保することに努めています。
【川尻様】
セーフィーとしての2020年の工事実績は100件以下でしたが、2024年に関しては、既に10倍以上に増加しています。この実績は我々の力だけではなく、バディネットさんが様々な困難を共に乗り越えてくださり、現在の施工体制を一緒に作り上げていただいたおかげだと思っています。高品質な施工業務に全国規模で対応できるバディネットさんでなければ、実現は難しかったのではないでしょうか。
また、バディネットさんのメンバーの一部は当社に常駐していただいています。当社事業の拡大にともなってお客様から想定外の依頼も増えてきましたが、バディネットさんが常駐してくださっていることで工事が決定するまえでもスムーズに相談することが可能になりました。常に円滑なコミュニケーションができる体制を構築していただけていることは、大変に助かっています。また着工するまでに様々な調整業務を担当してもらえることは、施工のメンバーだけではなく営業部門からも信頼の獲得につながっており、お取り引きを継続できている理由の一つだと思っています。
【熊木様】
私もバディネットさんの全国対応が可能な良質な施工体制は、非常に頼りになるなと感じています。また、カメラの設置だけではなくて、弱電設備についてもしっかりとした知見がある、技術力と専門性に長けている方がバディネットさんには多いです。現場で問題が発生しても、解決策を必ず検討してくれます。これまでもカメラの設置マニュアルの新規作成や定期更新にご協力いただいていますが、今後も当社の工事品質を向上させるためのアドバイスをお願いしたいと考えています。
【網守】
バディネットは、お客様のビジネスの立ち上げの支援はもちろん、既存ビジネス・事業のスケール拡大を実現させるための体制構築は得意な事業領域なんです。御社に常駐させていただいているのもその一環でして、企画設計、スキーム構築などのご要望にもお応えすることが可能です。
また、お客様の色々なご要望があるなかで、課題を解決するためのアプローチを施工現場担当者と連携して考え抜いて、できる限りのご提案を必ず実施させていただくよう努めております。ご要望に対して、必ず最初からNoとは言わず、難しくても代替案を提案することからはじめるのは、バディネットが会社として大切にしている姿勢でもあるんですよ。
【川尻様】
他の施工会社さんともお取引がございますが、バディネットさんには同志感がありますね。私たちが困ったとき、苦しいときに親身に話を聞いていただける関係性は、非常に心強く、何か相談したいときにはバディネットさんへ最初にお声がけさせていただくことも多いです。
【熊木様】
新築建物の屋外工事で300メートルの配線が必須条件となる難易度が高い案件がありましたが、他社さんに依頼をしたところ断られてしまいました。バディネットさんに依頼をしたときには、「まずは、現場を見させてください。」と前向きに検討してくださって、先ほど網守さんもおっしゃったとおり、絶対にNoとは言わない姿勢は非常に魅力的であり、嬉しかったですね。
【和田】
我々はセーフィー様の一員として業務を任せてもらっていることを念頭に置いて、お客様に寄り添うこと、そして高品質な施工サービスを提供することを第一に考えています。
また、当社は、課題解決のために、これまでの通信建設工事で培ったノウハウやナレッジ、グループ会社とのネットワークを活用するだけではなく、ご要望に応じてAKIBAホールディングスグループのリソースと、グループ各社のハード、ソフト、ネットワークのナレッジまで活用し、施工業務を効率化する方法や最適なフローを提示しております。
【川尻様】
事業としてもともとはカメラが主流でしたが、新しい取り組みとして、遠隔によるコミュニケーションツールの提供を推進しています。少人数で遠隔の接客を実現させるソリューション「RURA(SF)※」を展開し、実際の事例になりますが、ネットカフェの受付を本部に集約することで店舗の省人化・無人化を実現しています。
また当社が出資をしたMUSVI様が提供されているテレプレゼンスシステム「窓」(※)というソリューションについては、販売パートナーを担当しております。「窓」はその場にいるような感覚になれるコミュニケーションツールで、オンラインMTGで生じることの多い話すタイミングが被るようなことがありません。画面に映っていない状況でも、スムーズなコミュニケーションが可能となるため、実際に目の前にいるような感覚で会話をすることができる非常に優れたソリューションです。
このように提供するサービスが多岐にわたると、案件の難易度や特徴を正確にキャッチアップしたうえで、施工会社さんを選定する対応が重要になってきます。バディネットさんには、アパート・マンションや公共施設、工場・倉庫などへのカメラの設置業務は引き続きお任せしながら、我々が取り組んでいる新しい事業へのご協力も是非お願いしたいと考えております。
また、前回のインタビューで中村が話をしていましたが、工期の短縮については引き続き注力するテーマになります。お客様の想像を超えるような状況を実現できれば、当社の受注率向上に必ずつながります。スピード感を持った工事については、引き続きご協力をお願いいたします。
【網守】
通信技術の急速な発展にともなって、先端技術を手掛ける企業様からバディネットへのお問い合わせは、年々増加しており、そのなかでも特にIoTやロボット、EV充電設備などに関するプロジェクトは数多く推進しております。そういった先端技術に関する施工の知見は、競合他社と比べても頭一つ抜けていると思いますので、是非カメラの設置業務以外でも、お困りの際はお気軽にご相談いただければと思います。
【和田】
バディネットは、これまでのプロジェクトの成功事例、失敗事例の経験、知見を社内で共有することで、運用フローや施工方法を常にブラッシュアップし続けています。そして、全国を網羅する施工ネットワークとIT/ICT活用を掛け合わせる当社の『通信建設テック®』で、工事のクオリティを維持しながら、工期を短縮する取り組みについては、引き続き尽力できればと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
本事例で導入されている
ソリューション