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CASE STUDIES

導入事例

EV充電設備

2024.10.31

EV充電サービス「WeCharge」の導入に向けた
集合住宅への充電設備機器の設置、補助金申請サポート

EV充電サービス「WeCharge」の導入に向けた集合住宅への充電設備機器の設置、補助金申請サポート

バディネットのサービス導入事例として、ユビ電株式会社様を紹介いたします。当社はユビ電様が提供しているEV充電サービス「WeCharge」における集合住宅への充電設備機器の設置、補助金申請サポート業務を担当させていただいております。

集合住宅向けEV充電サービス「WeCharge」

「マンションで充電したい」「電気自動車の充電には充電器が必ず必要? いいえコンセントで充電できますよ!」WeChargeはEVコンセントを有効活用した電気自動車充電サービスです。脱炭素社会へ向けて必要な充電インフラをシンプルな方法で解決します。

ユビ電株式会社

「電気の未来を描くんだ」をミッションに掲げ、「じぶんの電気」を取り出す新しい仕組みを用いて、誰もが、いつでもどこでも「じぶんの電気」を自由に使える電力環境の構築を事業として推進されております。

ご担当者様紹介

 
ご担当者様紹介

ユビ電株式会社
コンサルティングセールス ヘッド
兼 コミュニティ・リレーションズ マネージャー 幅 朝徳 様 ※写真左奥
コンサルティングセールス コミュニティ・リレーションズ
アライアンス推進ユニットリーダー シニアセールス 石倉 寛望 様 ※写真左手前

株式会社バディネット
エンジニアリング事業部 IoT/ICT NWエンジニアリング課 課長 鈴木 丈士 ※写真右奥
エンジニアリング事業部 IoT/ICT NWエンジニアリング課 主任 宮下 卓也 ※写真右手前

ユビ電株式会社様について

はじめに会社、事業のご紹介をお願いいたします。

ユビ電株式会社幅様

【幅様】
「電気の未来を描くんだ」をミッションに掲げているユビ電は、もともとソフトバンクの社内イノベンチャー制度にてグランプリを獲得した事業です。2019年に事業をカーブアウトして創業。集合住宅にお住まいの方が自由にいつでも好きなときにEV充電を利用できる環境の構築を目指して、サービスの企画からシステムの開発まですべて自社で対応しています。現在は販売パートナー企業や工事会社さんと連携して、日本全国の集合住宅や商業施設などにEV充電インフラを構築し、サービスを提供しております。

幅様の担当領域について、教えていただけますか。

【幅様】
私は、コンサルティングセールスという部門のヘッドとして、組織を管掌しています。
コンサルティングセールスは、コミュニティ・リレーションズとプロパティ・リレーションズという2つのユニットで構成されています。コミュニティ・リレーションズでは、既築物件、主に分譲マンションへのサービス提案を担当。一方でプロパティ・リレーションズでは、主に新築物件、今後建設される分譲マンションへのサービスの初期導入を推進しています。
主な業務として、EV充電インフラを全国へ普及させるために、各自治体様への補助金制度のご案内をはじめとした啓発活動、販売パートナー企業や工事会社さんとのアライアンス提携などを担っております。

石倉様の担当業務について、教えていただけますか。

ユビ電株式会社石倉様

【石倉様】
私は、コミュニティ・リレーションズに所属しており、既存マンションの管理組合の方々向けに理事会などでサービスのご提案を担当しております。また、販売パートナー企業や工事会社をはじめとした各種パートナーと伴走しながら、導入対応や補助金の申請などの業務を担っております。

バディネットへの業務ご依頼背景

バディネットに、EV充電サービス「WeCharge」の導入に向けた集合住宅への充電設備機器の設置、補助金申請サポート業務をご依頼いただいた背景をお聞かせくださいますか。

【幅様】
事業開始からしばらくの間、私たちは各エリアで地場の工事会社さんとパートナーシップを組んで事業を推進していました。しかし、事業拡大にともない、日本全国からのお問い合わせが増えてきたことで、全国で工事対応が可能な施工会社さんとのパートナーシップの必要性が年々高まってきました。高品質かつリーズナブルな予算規模で全国対応できる施工会社を探していたなか、たまたまバディネットさんとお会いする機会があったんです。
はじめてのお打ち合わせで、EV充電インフラ事業のコンセプトやビジネスモデルをご紹介したところ、当社サービスの社会的な意義や重要性について共感をいただき、我々の希望に応える提案をいただけました。この出会いをきっかけにお取引がはじまりまして、現在に至ります。

株式会社バディネット宮下

【宮下】
近年、企業を取り巻く環境の変化が進み、社会貢献性といった非財務的価値(ESG)の重要性が特に重視されています。バディネットは、「繋ぎ方で、世界を変える。」というミッションステートメントを掲げ、早期からこのESGに関する重要性に着目し、様々な事業活動を通して社会貢献とともに企業価値向上を目指した経営を推進しております。
ユビ電様のお話を聞くなかで、独自の技術でスマートなEV充電が可能な集合住宅向けEV充電サービス「WeCharge」の高いサービス性と、バディネットの技術力を掛け合わせることにより、EV充電設備の普及拡大と加速を確信できたんです。両者が共に手を取り合い、カーボンニュートラルな社会の実現に向けて社会課題を解決する取り組みを推進できることを嬉しく思っています。

様々な施工会社のなかで、バディネットをご選定くださった理由を教えていただけますか。

【幅様】
今までも様々な工事会社さんとお取引をさせていただきましたが、ある物件にEV充電設備の設置計画やお見積もり書を提出するための現地調査にはじめてご一緒いただいたときに、「信頼して業務をお任せできるな」と確信しました。
我々から調査すべき観点をお伝えせずとも、電気配線や充電設備の設置個所の検討など、調査として必要なことはすべて理解しており、居住者の皆さんにご不便をかけない配慮をもって現地調査を完了してくれたんです。
全国対応が可能な工事体制ももちろんですが、電気工事についてしっかりとした知見があり、技術力と専門性に長けているメンバーが多いこと、集合住宅において気を付けるべきポイントを押さえている経験則、この2つは他社にはないバディネットさんの優位性だと感じました。

【石倉様】
技術力や工事の知見に関してもそうですが、私は施工マニュアルや資料作成の品質を特に評価しています。既存の集合住宅へEV充電設備導入のご提案をするにあたっては、当然ですが管理組合や住民の皆さんへ「WeCharge」のサービス説明をさせていただきます。その際に、EV充電設備の設置後の具体的イメージをお伝えする必要があるのですが、バディネットさんの提案資料であれば、システム制御盤、配線、コンセントなどの機器の施工方法、設置イメージが非常に分かりやすく可視化されているため、居住者の方々にとって理解しやすい提案ができていると思います。工事会社さんでここまで資料作成がしっかりされている会社は珍しいですね。

【幅様】
実際、他の工事会社さんは、見積書だけが提示されるケースが多いです。バディネットさんの場合、施工内容と設置後のイメージが理解しやすい提案書を作成していただけるので、管理組合や住民の皆さんにそのまま資料をお渡しするだけでもお話がスムーズに進んだりすることもありますね。そのことにより大幅に当社の負担が軽減され、別の物件へのアプローチや他の業務に時間が割けるなど業務効率が格段に上がりました。

株式会社バディネット鈴木

【鈴木】
バディネットは、10年以上にわたり通信キャリア・大手通信事業者の元請として全国規模の施工案件を手掛けた経験で培った体制と知見を活用して、現在はIoTやロボット、AIカメラなど先端技術に関わる工事プロジェクトを数多く推進しています。これら先端技術に関わる工事の分野においては、過去事例や施工仕様そのものがない場合が多く、施工方法の検討から工事マニュアルや導入後のイメージを可視化する資料の作成は、数多くの経験があるんです。
これまで培った経験、知見を最大限に活用して、最適な施工方法を検討し、より理解しやすい提案書の作成をすることで、お客様の事業拡大に貢献できるよう引き続き精進してまいります。

バディネットへのご評価

当社が支援させていただくようになり、どのような効果がありましたでしょうか。

【幅様】
充電ニーズが顕在化されてないお客様に対して、管理会社さんと連携しサービスを積極的にご提案していくようなアプローチが全国的に実施できるようになりました。この取り組みは、バディネットさんの協力なしには実現できなかったと思います。
実はEV充電事業者で、分譲マンションへEVサービスを提供している会社は数社しかありません。その背景としては、合意形成のプロセスに時間を要することが大きな要因になっています。まずは管理組合、次に複数回の理事会、最後の年に一度の住民総会でのご説明と合意形成を取る、といった工程が必要になるため、多くの手間と時間がかかります。バディネットさんがその大変な部分まで積極的にご協力いただけたことも大変感謝しているのですが、先ほどお話した資料の精度も含めて、これら集合住宅への合意形成を図る経験則と営業力は本当にすごいなと思います。電気・電気通信工事業に限らず、トータルソリューションとして様々な事業を推進されているバディネットさんの営業部隊は、ほかの工事会社さんとは全く異なりますね。
また管理組合さんが発注決定後に補助金制度を活用するには、工事内容が審査の対象になります。質の高い工事かつ補助率を考慮した適正な価格で対応できるバディネットさんが、管理組合さんにとっても安心してお任せできる施工会社さんであったことも、ニーズが顕在化されていないお客様に管理会社さんと連携し全国的にサービスをアプローチできることになった要因だと思います。

【宮下】
バディネットは通信キャリア様の携帯基地局工事を通して、ビルやマンションの屋上に携帯基地局を建設するための承諾を得る折衝を数多く担当しており、この分譲住宅向けの交渉経験が今回大変役立ちました。私たちもEV充電インフラ構築のためには、工事よりも顧客交渉のフェーズが一番大変であり重要だと理解していますので、工事フェーズに限らずこれからもワンストップでユビ電様のプロジェクトを支援させていただきたいと思います。

今後のご展望

ユビ電様の今後の展望、我々に期待する部分をお聞かせいただけますか。

ユビ電株式会社幅様石倉様

【幅様】
現在、EVを保有している方の多くは戸建てに住まれており、集合住宅に住んでいる方は自宅で充電できる環境がないことで利用を断念している方が多くいらっしゃいます。国を挙げて普及を進めていますが、この状況を打破するために、もっとEVが普及する世の中を目指して、我々としても積極的に事業の拡大を進めていきたいと考えております。
脱炭素社会を実現するためにも、補助金制度を正しく理解されており、高品質な施工業務を提供しているバディネットさんとの連携が必須です。これからは今まで以上に強い協力関係で、管理組合さんや管理会社さんに対する積極的なアプローチの取り組みをお願いいたします。
加えて、工事の部分でお願い申し上げますと、小規模から大規模な案件まであらゆる施工ニーズに対応してもらうことは当然ながら、今後検討が必要となる保守サポートを視野に入れた全国規模の体制を構築していきたいですね。ご一緒にEV充電のインフラを創り、守っていければ幸いです。

株式会社バディネット鈴木宮下

【鈴木】
バディネットは、事業を通じて社会課題の解決を目指す過程でSDGsの達成に貢献することにより、当社ビジョン「不自由を減らすIoTの社会を創り、世の中をもっと笑顔にする。」の実現により近づけるものと考えています。貢献するべきSDGsの項目の一つとして、「7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」を掲げており、EVの普及活動を積極的に推進することで、社会価値の最大化と持続的な成長を目指しております。ユビ電様の事業理念とご一緒に推進させていただいているお取り組みは、まさにそれに寄与するものですので、これからも積極的に事業を推進してまいります。
また、保守サポートを視野に入れた全国規模の体制構築のご要望に関しましても、当社のミッションが「すべてのモノが繋がる社会を、人とテクノロジーの力で、創っていく、守っていく。」になりますので、これからも全国での資本、業務提携、M&Aという手段を用いながら、より規模の大きい全国体制を必ず構築し、ご期待に応えていきたいと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

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