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CASE STUDIES

導入事例

AIカメラ IoT センサー

2024.10.31

リアルタイム混雑情報配信プラットフォームを活用した
AIカメラ・IoTセンサーの導入・設置

リアルタイム混雑情報配信プラットフォームを活用したAIカメラ・IoTセンサーの導入・設置

バディネットのサービス導入事例として、株式会社バカン様を紹介いたします。当社はバカン様が提供している混雑状況を可視化するサービス「VACAN AIS(バカン アイズ)」(※)におけるAIカメラやIoTセンサーの設置業務を担当させていただいております。

VACAN AIS(バカン アイズ)

AIカメラやIoTセンサーを天井などに設置し、あらゆる店舗・施設の混雑状況を自動で可視化します。画像データをAIにより解析し、その場にいる人数を算出します。カメラの設置場所によっては待ち時間の算出も可能です。混雑情報はスマートフォンやデジタルサイネージに表示します。

株式会社バカン

「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる。」をミッションに掲げ、混雑・行列・満席といった人流の課題を、AIやIoTなどのテクノロジーで解決する総合プラットフォームを運営。飲食店や宿泊施設、トイレなどの混雑状況をリアルタイムで可視化し、混雑状況を検知・解析・配信する技術を組み合わせ、様々な場所に対応した独自のソリューションを提供されております。

ご担当者様紹介

 
ご担当者様紹介

株式会社バカン
グロース推進室 フィールドマネジメントチーム マネージャー 花田 喜則 様 ※写真左

株式会社バディネット
エンジニアリング事業部 IoT/ICT NWエンジニアリング課 主任 宮下 卓也 ※写真右

株式会社バカン様について

はじめに会社のご紹介をお願いいたします。

株式会社バカン花田様

【花田様】
当社の設立は2016年。代表の河野が5人の創業メンバーと共に起業しました。
創業のきっかけは、河野が家族と一緒に商業施設を訪れた際にレストランが混雑しており、探し回っているうちに子供が泣きだしてしまい、楽しい思い出を作ることができなかったことでした。この体験をもとに、混雑状況の可視化が実現すれば、お出かけを最後まで楽しい時間にすることが可能になると考え、会社を設立しました。
現在の社員数は、約70人。清水建設様やNTT東日本様といった出資してくださっている株主の皆様の施設を中心に当社のサービスをご利用いただいております。
また「WBS(ワールドビジネスサテライト)」や「がっちりマンデー!!」などのテレビメディアによるご紹介を通じて、当社を知っていただくことが増え、マップ型空き情報配信サービス「VACAN Maps」は2021年度にグッドデザイン賞を受賞いたしました。

ありがとうございます。現在の事業について、教えていただけますでしょうか。

【花田様】
「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる。」をミッションに掲げ、IoTとAIを駆使して、「行ってみたけど駄目だった」をなくすためのサービスを提供しています。AIカメラやIoTセンサーなどを使って検知した情報を当社が開発した人工知能を使って解析して、スマートフォン・パソコンで見られるWebページやデジタルサイネージに混雑情報を配信しております。
利用シーンとしては、駅・空港やホテル、公共施設、飲食店や小売店、トイレなど混雑があるところすべてにサービスを導入できる可能性があります。熱海にある古屋旅館様ではフロントや大浴場の混雑状況をお客様がお部屋で確認できるようにするために、ジョイナス横浜様ではレストランやトイレの込み具合をサイネージで表示することに利用いただいております。

花田様はどのような業務を担っておられるのでしょうか。

【花田様】
私は、グロース推進室のフィールドマネージメントチームに所属しており、カメラやセンサーの設置作業の管理責任者として、バディネットさんのような当社が依頼している施工パートナーのスケジュールやコスト管理など、コミュニケーション全体の窓口を担当しております。

バディネットへの業務ご依頼背景

バディネットに、設置業務をご依頼いただいた背景をお聞かせくださいますか。

【花田様】
メディアに紹介されるようになったころから、お問い合わせをいただくケースが増えてきました。そんななかで、堀さん(※)と面識があった者が社内に在籍していたことをきっかけにお話しをすることになりました。当時は発注可能な案件がなく、すぐにお取引に至らない状況であったのにもかかわらず、IoT/ICT NWエンジニアリング課に所属している方々が揃って、現状の課題や悩みについて、真摯に向き合って話を聞いてくれました。
全国規模の施工体制を持っている数少ない会社のなかでも、質問に対する姿勢が他社と比較しても積極的で、私が業務内容を話した際に、すぐに意図や趣旨を理解してくれていたため、高品質なAI・IoTカメラの設置業務を全国で依頼するときになんの障害もない、信頼できると感じました。
最初にお話しをさせていただいた後も定期的にミーティングを実施し、1年くらい前にはじめて依頼をして現在まで継続してお任せしています。

※当時、バディネット代表取締役社長。現取締役Founder兼CBO。

バディネットへのご評価

バディネットがAIカメラ・IoTセンサーの設置業務を支援させていただくようになり、どのような効果がありましたでしょうか。

【花田様】
バディネットさんに依頼するまえは、私自身が施工責任者として全国に出張して現地でマネージメント業務を担当していましたが、将来を見据えて、できるだけ自分が現場に行かずに、自分と同じ考えで業務を推進してくれる会社を探していました。
全て指示を出さなければならないのであれば、今と変わらない状況でしたが、バディネットさんがAIカメラ・IoTセンサーの設置業務を全国規模で推進可能な体制を構築してくれたことで、自身のリソースを確保できるようになりました。体感でこれまでの労働時間の5割以上を組織マネージメントなどの他の業務に割けることが可能となり、かなり助かっています。

【宮下】
ありがとうございます。責任を持って推進するので現場で判断できる技術的な問題は任せていただくことや、重要なやりとり以外ではLINEを活用してスピード感を持ったコミュニケーションを実現させることで、花田様の負荷を減らすことを意識していました。

【花田様】
また、当社のサービスは新しい分野となるため、僻地の観光名所など、電気が利用されていない場所への設置が求められる場合もあります。色々な状況があるなかで、その場で考えるしかないのですが、バディネットさんであれば解決策を提示くれるため、円滑に推進することができています。

【宮下】
我々は、今までにない0から1にするご提案を得意分野にしており、常にベストエフォートを心がけております。ご要望をお聞きしたあとは、当社の視点で最適な解決策を提示しています。また今後の展開を予想して、先行して調査し、解決策を提示することもあります。日々のコミュニケーションを密にするという部分と当社の強みが、花田様の課題解決にマッチしたところがご評価のポイントだったのでしょうか。

【花田様】
そうですね。他の観点としては、セーフィーさん(※)のような当社と親和性も高い実績も重視しておりました。またバディネットさんの組織マネージメントがしっかりとされていることは、安心感につながっております。個人に俗人化せずにチームでプロジェクトを推進できる体制を構築していただけることが、継続してお任せしている大きな要因になっています。

※セーフィー株式会社
「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、国内外を問わず、カメラの映像をクラウド化し、自分のため、社会のために誰もが活用できる映像プラットフォームを提供されております。

セーフィー株式会社様の導入事例はこちら

今後のご展望

今後のバディネットへのご期待は、どのような点にございますか。

【花田様】
今後の事業拡大に向けて、様々なサービスを展開する際の体制を強化することの重要性が増しています。これからのミッションとして、現地調査報告書の纏め方や管理方法、AIカメラ・IoTセンサー設置後の情報管理の仕方、機器に問題が発生したときの対応フロー、発注・請求フローの整備が求められています。そのため、各種データの管理や運用ルールの策定について、お任せできることがあればご協力をお願いしたいと考えています。

株式会社バディネット宮下

【宮下】
バディネットであれば、自社の開発チームと連携し、独自の施工管理システムやCRMの構築が可能であり、大量のデータを管理するためのツールとフローをお客様の要望に合わせ構築することが可能です。また業界で積み上げたナレッジを活用し、最適な運用ルールの策定などもお任せいただけます。
そして、当社のコンタクトセンターを活用することで、導入後の高品質な保守メンテナンスのカスタマーセンターもご用意することができます。お困りごとがあれば、最適なソリューションを提案いたしますので、お声掛けいただければ幸いです。尚、我々がご支援の範囲を広げることができた際に、花田様が新たに取り組みたいことはございますか。

【花田様】
すぐにでも推し進めていきたいことにはなりますが、セールス部門との連携の強化を考えています。これまでは竣工済みの建物にご利用いただくことが多かったのですが、当社の認知度が高まったことで、現在は施設建設工事に着手する際に、サービスの導入が決定していることが増えてきました。
そのため、新規プロジェクトが立ち上がった際に、適切なタイミングでメンバーとして参画しないと手遅れになることが発生いたします。今までと異なるフローに対応するための整備に注力したいと考えております。

【宮下】
バディネットは、全国の主要都市に営業拠点を展開し、子会社である株式会社リーバン、株式会社ブランチテクノ、そして全国の協力会社様とのネットワークを活用することで日本全国をカバーする施工・保守体制を構築しております。
全国のプロジェクトでも協力会社様へ設置業務を任せっきりにせずに、現場に入る、難しい場合は遠隔でも参加することを大切にしていますので、お手伝いできることがあれば、精一杯サポートさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

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